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【TOKYO12ORIGIN】FC東京U-23に対するイメージは? 東京ファン・サポーターアンケート結果(2)


9月13日にツイッター上で行ったFC東京U-23チームに関するアンケートを行いました。FC東京U-23が始動してから半年が過ぎ東京ファン・サポーターの間でもチームでの役割などだいぶ認知されてきたかと思います。

 

【アンケート結果】

 

 

31% 大成功 今後FC東京の財産となりうる

49% 成功しているが選手層などに問題も含まれる

14% 試合結果・成績から成功しているとは思えない

6% 失敗 トップチームにリソースを割くべき

 

前回の 【TOKYO12ORIGIN】FC東京U-23に対するイメージは? 東京ファン・サポーターアンケート結果(1) では評価していない側の意見を中心に取り上げました。今回はU-23が成功している、大成功と評価している側を中心に見て行きたいと思います。

 

 

【ポイント】

大成功31%、成功(課題はあり)49%と実に80%の方がFC東京U-23を評価しています。FC東京U-23が設立された目的として

・若手選手の出場機会の創出

・アカデミーのボトムアップ

・トップチーム選手のコンディション調整

というものがあげられます。

これらが達成されているかが評価できるかどうかのポイントとなると思われます。

それでは各ポイントを見て行きたいと思います。

 

 

【若手選手の出場機会の創出】

まずFC東京所属選手のうち23歳未満の選手をあげていきます(2種登録・特別指定選手は除く)。

 

GK 該当者なし

DF 室屋成(22歳) 小川諒也(19歳) 柳貴博(19歳)

MF 平岡翼(20歳) 佐々木渉(20歳) ユ・インス(21歳) 野澤英之(22歳) 橋本拳人(23歳) 中島翔哉(22歳) ※幸野志有人(23歳 期限付き移籍中)

FW 該当者なし

 

該当選手の各カテゴリー・大会別の出場試合数と時間を表にしてみました。

 

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(※J3第21節終了時のデータ)

 

入団直後に骨折のため長期離脱した室屋成、今シーズン序盤からトップチームで起用された小川諒也、橋本拳人、シーズン半ばに負傷した中島翔哉選手のJ3での出場時間数は短いですが、該当年齢の選手は軒並みJ3に出場しています(幸野志有人選手はシーズン途中で期限付き移籍)。

 

また、小川諒也選手のようにトップチームで出場機会を掴んだものの、室屋選手の復帰と徳永選手とのポジション争いの結果、J3に戦いの場所を移した選手もいます。

 

この表だけでも「若手選手の出場機会の創出」は達成されたと考えられます。

 

なお、今年FC東京に特別指定選手として登録された山田将之選手、矢島輝一選手、小山拓哉選手もJ3で出場機会を得ています。

 DF小山拓哉(大1) 8試合 579分

 DF山田将之(大4) 7試合 475分(来季新加入内定)

 FW矢島輝一(大3) 4試合 188分

 

 

【アカデミーのボトムアップ】

次にアカデミー所属の選手で2種登録をした選手を列挙していきます。

 

GK 波多野豪 高瀬和楠

DF 岡庭愁人 蓮川壮大 岡崎慎 坂口祥尉

MF 品田愛斗 内田宅哉 生地慶充 鈴木喜丈 伊藤純也 小林真鷹 平川怜 久保建英

FW 松岡瑠夢 半谷陽介 鈴木郁也

 ※半谷陽介 松岡瑠夢 伊藤純也 鈴木郁也の4選手は登録抹消

 ※波多野豪 岡崎慎 鈴木喜丈の3選手は来季新加入内定

 ※平川怜 久保建英の2選手は9月16日に登録 現在、日本代表で不在

 

FC東京U-18所属の選手のうち、実に17人が2種登録されています。

 

 

該当選手のJ3リーグでの試合数・出場時間を見てみます。

u18syutujyou1.png

(※J3第21節終了時のデータ)

 

出場時間別に見ると来季内定が加入しているDF岡崎慎、MF鈴木喜丈の2選手が突出した出場時間で、岡崎慎選手に至っては今期行われたJ3全21試合にスタメン・フル出場(第22節ブラウブリッツ秋田戦はメンバー外のため記録は途切れる)を果たしています。

 

半谷、松岡ら高校3年生の4選手がですでに2種登録を抹消されていますが、入れ替わりに高校2年生の岡庭、品田ら4選手が登録。さらに先日、高校1年のMF平川怜、そして中学3年の久保建英(ともにU-16日本代表)が2種登録されました。また、新陳代謝を早めることで多くのU-18所属選手に機会を与えていることがうかがえます。

 

なお、2種登録されたすべての選手がトップチーム昇格できるわけではありませんが、三田啓貴(ベガルタ仙台へ期限付き移籍中)、武藤嘉紀(マインツへ移籍)のようにユースから大学進学を経てFC東京に加入するパターンも考えられます。

 

アカデミー所属選手のJ3出場機会が増えればそれだけ早いうちから高いレベル、社会人レベルのサッカーを経験できます。逆にアカデミーにフィードバックされることでアカデミー自体のレベルがあがります。すでにご存知のように今夏行われたクラブユース選手権でFC東京U-18は優勝、また現在行われている高円宮杯プレミアリーグEASTでも首位争いを繰り広げています。もちろん今年のFC東京U-18チームが単純に強いと言うものありますが、FC東京U-23での出場が還元されている結果とも言えるかと思います。

 

また、平川怜・久保建英2選手のように今後はさらに若い選手が2種登録されることが当たり前になるかもしれません。

 

 

【トップチーム選手のコンディション調整】

最後にトップチーム選手のコンディション調整と言う面をあげていきたいと思います。

例えばムリキ選手。

現在怪我によりチームを離脱していますが今年の3月、チーム始動後に加入したムリキ選手はなかなかコンディションがあがらずトップチームで出場時間を伸ばせずにいました。ムリキの初出場は4月10日の柏戦(19分)。そこから4試合連続して後半途中出場したもののゴールは生まれず。

そのため5月はJ3で3試合をこなし3試合フル出場。コンディションをあげた後に6月11日にJ1第15節磐田戦で復帰。翌広島戦からスタメン出場しています。

 

 

また、今季加入の水沼宏太選手はリーグより先んじて始まったACLではスタメン出場をしていましたがリーグ戦では開幕戦の大宮戦、第4節の鹿島戦を除いてはスタメン出場することはできず1stステージではベンチ外になることもしばしば見られました。2ndステージでも出場機会はなかなか訪れず、今期はリーグ戦14試合350分の出場にとどまっています。

現在はJ3リーグを中心に出場しておりここ8試合のうち6試合540分フル出場しており、トップチームでの捲土重来を期しています。

また水沼選手は先日の盛岡戦で若手選手たちに檄を飛ばしたと言うツイートもありました。

 

 

水沼選手も26歳とまだまだ若い選手ですが高校生も多いU-23チームではベテラン。プロの場で戦うと言う意味では良いお手本となっていると思います。

 

トップチーム選手のコンディション調整とはやや意味合いが異なるかも知れませんが、こうした中堅・ベテランが良い見本となり若手に与える副次効果が出ていると思われます。こうしたことはムリキ選手や水沼選手だけに留まらず、J3で起用され続けながらここ2試合J1で起用されている吉本一謙選手、J3でプレーすることが増えた現役のオーストラリア代表であるネイサン・バーンズ選手らにも言えることだと思います。

 

 

【まとめ】

各ポイントごとに見てきましたが当初FC東京が掲げていた目的をほぼ達成しているように見られます。

もちろんJ3第22節終了時点では12位とJ3下位におり、チームとしては結果を出していないことは確かです。ただしJ3での上位・優勝争い自体はチームの目的ではなくチームの目的がもたらす結果であることを考えるとあまり結果にこだわりすぎる必要はないのかもしれません。

FC東京U-23がもたらす好循環が将来的にトップチームにさらに良い影響を与えることが最終目的とも言えるでしょう。

例えばトップチーム選手のコンディション調整以外にU-23で急成長を見せた選手のトップチームでの抜擢などもあります。今期これに該当したのが開幕当初はJ3で出場していたユ・インス選手。いまではトップチームのベンチメンバー入りを果たしています。当然選手間同士の激しい競争もあり結果を出したからといって簡単にトップチームで出場できるわけではありません。

来年、再来年と続けていくことでユ・インス選手のようにU-23で結果を出した選手がトップチームで起用されることが頻繁とは言わなくとも排出されればそれもU-23を評価するポイントとなりえるでしょう。

 

長文となりましたがここまで読んでくださった方、ありがとうございました。これからもU-23の応援よろしくお願いします。(TOKYO12.info編集部スタッフ)

 

 

 

09/22  13:49

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